ダライ・ラマ法王東京講演2
先日の続き。
法王の講演が終わると、Q&Aコーナーに突入。多くの方が法王に質問しようと、手をあげました。その中で、特に印象に残った法王のお答えを紹介します。
☆優しい心、思いやりなど、良い心を育てるにはどのようにしたら良いのか?
自分の心の奥にリラックスした心を育てておくと良い。恐怖や哀しみが現れたら自分の心の中に沈められたその心のおかげで、心がかき乱されることが少なくなる。穏やかな心を育むと、体にも免疫機能が育まれる。内なる思いやりを持つと、自信を持つことができる。知識的なレベルでその重要性を知ることが必要。
また、広い視野を持つことも重要。世の中に悲劇が起こっても、全体的なものの見方ができるようになる。例えば、イラクの問題、アル・カイーダの問題は、突然起こったものではない。
人間は思いやりの種を持っている。その種に細かいケアをしなければ美しい花も育たない。
肉体的なことでもトレーニングには時間がかかる。ましてや心の問題は更に簡単ではないはず。まず知識を得ること。
それからよく考えること。
更に、自分が考えた知識を心に入れていくこと。そして、実践をしていく。
そうすると、敵を見ても何も感じないようになる。
心の要素を育てるのは簡単ではない。時間がかかる。長い間継続する、という強い決意の力が必要。同時に忍耐の修行も必要。何はともあれ努力。そのためには強い決意を。
☆どうしたら世界が平和になるか?
60億の人間全ての行いにかかっている。個々の肩にかかっているという認識が必要。
私たちが内なる幸福と平和を作り出すと、その人が属する社会に平和がもたらされ、それが世界に広がる。
この世には争いごとが存在している。これを平和的方法によって解決していく必要がある。まずは対話だ。このことを、教育と通じて若い人に伝えていこう。まずは家庭から。それが、社会に広がり、国際レベルになる。
人間は、あらゆる核・化学兵器をなくしていく努力、また、軍を抑制する努力も必要。
世界中から完全に武器をなくす。これが目標。
今は不可能に見えるが、私たちが決意すれば可能となる時代がくる。今、若いものたちを正しく教育していくことが必要。
過去に犯した間違いが、現在の悲劇をうんでいる。互いに対話するこで、未来を好転させられるのでは?
この世から核を撲滅することが大事。日本人こそ、その行動を起こすべき適切な人。行動を起こしてください。
HealingRoomAZURE
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